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差し込む朝陽に また少し強さを感じるように。 [おぼえがき]

なんて早さなんだろう。一月は行く 二月は逃げる 三月は去る・・・というけれど 変わり映えのない毎日の生活を繰り返し季節は巡りくる。

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念頭に今年の抱負などを思ってはみたものの もう忘れてしまっている。日々に生活に追われているせいか 何事もなく無事に過ぎて行くのは幸せだと思うけれど 心花を求める気力もなんだか薄れて来てしまっている。どこかへ素敵な景色を見に行こうかとか 美味しいもの食べに行こうかと思ってはみるものの実際にわずかな時間が出来ても ゆっくり寝ることが今は大半の欲求になってしまっている。

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数日後には 早咲きに続いてソメイヨシノが開花するだろう。数年前ならその様子が待ち遠しくて 時間があれば公園に出向いて あ・・・まだつぼみだ。少し膨らんできた。明日には咲きそうなんて ウキウキしてたけれど 今は気にはなるものの あの時の心花は何だったんだろうって思ったり。それではいけないんだけれど。と思う。

親の状態も芳しいとは言えないが なだめては前向きにさせたいと思いながら 期待通りにはゆかず 声を荒げてしまうことに自己嫌悪を覚えるばかり。昨日は 数日でも入院を検討されてみてはと言われたが 寝たきりにしてしまうのが怖い。認知症の進度は思う以上に速いことも判っているし。まだ後戻りできる境界線にいると思われるから 現状維持出来ればそれが最善だと思うのだけれど。服薬の方法を検討してくれて様子を見ることに。

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春の彼岸の中日。今日 また年を重ねる。もう有難くもないのが本音。昨今自身の将来のことを考えるたびに 見えない現状に焦る。しかしあがいても そう変わらないと言うことも良く見えてくる。日々の生活に追われても 現状を維持出来ていれば 理想は描きづらくとも幸せなのかもな。人は人 自分は自分。今は比較することも馬鹿らしく思えて。諦めてはいないけれど 少しづつ何かを諦める潔さは これからさらに どこかで必要になってくるのだろう。半世紀も前なら もう片足を棺桶になんて言ってた時代だったけれど 今は違う。人生百年とは言わないけれど まだまだ小さな希望と小さな欲は 持ち続けて行きたい。

何回目だかは考えたくない 自動年齢更新日を迎えた。そうだ!今日同じく 姪っ子も年を重ねるんだったけ。彼女の成長が 親の前向きな生き方に力を与えてくれますように。
風がやや寒くなくなってきたように思える 彼岸の朝陽が差し込む中にて。

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