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春の夜は心揺れるばかり。 [おぼえがき]

新しい年が明けて 松の内くらいはゆっくりしたいと思う間もほとんどななく デイ・サービスのお休みが続いていた親の日々の生活や介護もあって 毎日時間に追われるような生活が続き 年に一度の確定申告の時期もやって来て てんやわんや。1月は行く 2月は逃げる 3月は去ると年度末に突入。いろいろとぼやきながらいたんですが 三月初めに 下腹部の本当に微妙で長い感じる痛みがあったり 尿の状態がよくなかったりしてたんですが漢方薬を服用して症状も無事に治まったのが3月の半ば。判ってはいたのだけれど 自らストレスを判らずにため込んでいたのがおそらくの原因。でも治まってくれてよかった。若くも無いから健康には 十二分に気をつけなくてはいけないなと不養生を感じた。

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オトメツバキ
子供の頃に こんな感じのブローチを見た記憶が。

年を重ねるごとに 時の流れが速く感じるのはいつも思うことだけれど ここ数年花暦の流れも早まって来ているように思えてならない。やはり日本の亜熱帯化は進んでいるのだろうか?

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タンポポも子供の頃は 入学式の時期以降に通学路で
見かけたものだと思い返すんだけれど。

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ジンチョウゲ
淡く清楚な香りが 疲れた気持ちを和ませてくれる。
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ユキヤナギ
そういえば 今年は積もる雪を見ることもなく舞う雪も
ほんの数分見たくらいで。
いくら何でも もうなごり雪
なんてことはないだろうな。
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ソメイヨシノ

そして 彼岸の入前日に住む街でもソメイヨシノの開花を目にした。3月17日午後のことだった。この記事を書いているのは もう数年前から数えるのも知らんふりしたくなった自動年齢更新日の翌日深夜。日が変わる少し前 ふいに飛び込んできた吉報に少し複雑な思いを感じた。二人目の姪っ子の誕生。そろそろだとは聞いていたので なんとなくは気にしていたが その時からの予感は当たった。喜ばしいことだけれど 同じ日に私もひとつ年を重ねたのである。褒められた生き方は残念ながら出来ていないのが正直なところだけれども。私が生まれた年は ソメイヨシノなんか まだまだひと月以上先という寒い頃だったようで 長い年月の中で季節の移ろいも早くなったことに驚くことも。桜の花が開花したばかりのまばゆい春の中に 生を受けた姪っ子が健やかに育ってくれることをただ願うばかり。そして二つ上の姪っ子と共に仲の良い姉妹になってくれるといいなと願う。


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この頃は 焦っても仕方ないと思うようにはなってきた

けれども 同年代が颯爽と活躍する中で このままでは
いけないと 思ったり考えないようにはしているけれど
それも人生なのかと思うことがある。        

人と同じことが正しいとは思わないけれども 負い目を感じてしまうのが嫌で仕方ない。しかし目の前のことを放り出してしまうことも正直出来ない。今年も綺麗に咲いたね!と 毎年花を見上げるように 自分自身も確実な人生の成果をこれから残せるのだろうか。目の前のことをこつこつと地道にこなすことに疑問も感じるのだけれど。立身すること 家庭を持つこと 富や名声を築くこと・・・描いてきたいろんな夢は儚く吹かれゆく。長く曲がりくねった道は 知らぬうちに後ろへ後ろへと続いているけれど こまごま踏み出す やや傾斜のある丘の先に 朝陽のように眩しい光を輝かせる何かが見えるようでありたい。

みだれ舞う花に吹かれる中で           
自身も鮮やかに舞いたいと思いはつのる。
            彼岸中日 今は未明なり。

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