冬ざれた景色の中に心花(ときめき)を探す如く [イマージュ]
新しい年が明けて 日々の生活に追いかけられていたらもう半月も過ぎてしまった。
久しぶりの雨に 乾いた冬の空気が潤されて 庭の草が濡れている。
久しぶりの雨に 乾いた冬の空気が潤されて 庭の草が濡れている。
自身も何かに心を潤されたいと思う気持ちが
日々大きくなっているよう。
日々の買い物の途中で見かけた赤い実。
何の実だか判らないけれど
殺風景な冬の景色の中でひときわ目を引いた。
その直後に 黒い実を見かけた。
対照的な光景だった。
人の世も似ているような気がする。
華々しさが遠く感じるようになって
ずいぶんと経つけれど
このまま埋もれてしまいそうな気持と
それを妥協出来ない気持ちに
揺れる。
決して諦めたわけではないけれど
そんな生活感に煮詰まり感を
覚え沸騰気味になる。
ストーブに掛けた薬缶が沸騰するみたいに。
じっとしていると中の湯のように
気持ちだけ気化してしまい
濃度が増すようで。
何か弾けることを欲する。
それがひとときの
たわいないことでも良いんだけれど。
雨は やまないけれど外に出てみようかな。
あてもないけれど。
気持ちを潤しに。
寒の季節のど真ん中にて。
2023-01-15 00:00
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