満月の果汁を味わう如く。 [イマージュ]
年頭に始まった新型(コロナ)ウイルスの騒動に 東日本大震災以降のような自粛(今回は感染予防)とここ数年続いている猛暑酷暑で 屋内に巣篭ったような夏もいつしか過ぎゆき 相変わらずコロナ禍ではありますが季節は中秋を迎えました。
日が暮れて東の空に昇りだした暗褐色の中秋の名月は
昨日からの雨に洗われた大気のおかげか やや雲は流
れていたけれども穏やかに浮かび上がっていた。
高度を増すにつれ明るく輝きだしてやがては
いつもと変わらないような色合いへと変わりゆく。
夏の間はなかなか見に行くことが出来なかった
海は 心なしか凪いでいるように。
こんなふうに おだやかな日常に戻るのは
何時頃なんだろう。
今はシンデレラ・リバティなの?
インフルエンザの予防接種が始まったみたいだけれど。
今冬は例年よりも寒くなるだろうという長期予報。
なかなか先の見えない親の病状にも気が気でない。
パーキンソン病との診断があった。
深く理解することも必要だけれど 知識を詰め込むほど
気持ちは波立つ。
しかし 天邪鬼な私はかえって立ち向かうような気持ちも
芽生え始めている。
金木犀が咲きだして高貴な香りを漂わせている。
ここ数年 何時からだろうか振り返らずに
前を見つめて行く自分の心に気づくことが。
なんとかなる!
惑い戸惑う時さえ無駄に感じる。
そんなときは 問い詰めない。
けせらせら。
月はさらに昇り行く。
しじまは不思議と とても優しい。
心を充填している
月のしずくを感じる中で・・・。
2020-10-02 05:00
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